2014年に刊行された「ライフパッキング」の続編、
「LIFE PACKING2.1」 が8月8日に発売開始します。
「未来は、モノを手放すだけ近くなる」
と言い放つ高城剛さんは、今や数ヶ月の旅行なら10リットルのバックパックに収め、
2泊3日程度の海外旅行なら手ぶらで出掛けてしまうというので、パッキングテクニックの公開が楽しみですね。
ライフパッキング掲載品、高城剛愛用「airSUP 81SL」
さて、最新の「LIFEPACKING2.1」掲載の中からまずは一つご紹介。
高城剛さんが沖縄で楽しんでいるというアクティビティ「SUP」。
折りたたみで持ち運べるので、車ではたどり着けない川の上流などで楽しめます。
沖縄ならマングローブリバーの川上散歩が楽しそうですね。
高城剛さんが使っているのは、折りたたんで持ち運べる「airSUP」。
いくつかサイズが出ていますが、一番コンパクトで軽量な「81SL」モデルなら、なんと5.7kgと軽量で女性でも持ち運べます。
空気で膨らましますが、もちろん上に乗っても曲がりませんし、釣り用ボートやパドルボートの代用にもなる優れもの。
これから夏本番!
沖縄でなくても近くの海や川や湖でも使えるので、この夏欲しい一品ですね。
AirSUP 81SL
折りたたんで持ち運べるインフレータブルスタンドアップパドルボード
「アイデアは移動距離と比例する」というのは、僕の25年以上にわたる実感で、事実そうなのだと確信しています。
家の中で机に向かって何か考えるより、ブラりと駅前まで歩いて、面白いオジさんとすれ違うだけで、あたらしいキャラクターを思い浮かぶかもしれません。その上、世間巷でよく言われる「どこでも働ける」というのは、wifiが完備したカフェやしっかりとした交通網がある小都市やリゾートではなく、
インフラすらままならない場所を僕にとっては意味します。それは、現代社会では「圏外」と呼ばれる場所なんです。身軽に「圏外」に出向いて、パッと「生活環境」を整えて、
増大したアイデアをもとに仕事に私事に精を出せれば、人生は大いに豊かになるものだと、これまた実感しています。また、家をやめたり、驚くほどに荷物を小さくしたり、信じられない速度で移動を続けるのは、ちょっとした「社会への抵抗」なのかもしれません。
音楽や文学から反骨や生き様、それに自由までがなくなってしまってからしばらく経ちますが、僕はその次としての「旅」や「あたらしい日常」に、
反骨や生き様を見つけ出そうとしていると、改めて本書を書きながら感じています。
かつての「反骨としてのモノ」がギターだとしたら、いまの僕にとっての「反骨としてのモノ」は、ドローンに代表される、本書に収録した未来ディバイスの数々なのでしょう。3年後のことなんて、わかりません。自分も社会も国家も世界もすべて。それが、未来のたったひとつの事実なんです。
だから、荷物を減らし、上手にパッキングし、あらゆるリスクに備え、心身ともに行けるところまで行って、人生を拡大しましょう!―本文より―
未来を生きるためのモノと知恵
高城剛著