高城剛が最先端医療数百万円の検査料金を投じ、
人体実験をした経験を綴った本書。
我が国が推進する「対処療法」では、
病が見つかってからでは手遅れになることが多く、
病気にならないための「予防」が大切であると
気づいている方も少なくないでしょう。
最先端の医療テクノロジーにより
これまでの「予防」の先を行く、
「己を知ること」で未病を発見し克服していくという
「未来医療」の到来を感じることができるような一冊です。
私も早くからニュースキャンやメタトロンといった機器を導入するほど
医療分野に熱い関心を抱いています。
本書は「入門編」だと思うので、次作にも期待しています。
「岩盤規制」と呼ばれる日本の医療業界を飛び出し、
世界中の医療機関と研究機関をまわり、
最先端の検査を高城剛が数百万円をかけて受診。 その中から、日本から検体を送れば、
誰でもアクセスできる「
最新三つ星検査」を一覧にした。 そして奇遇にも、
本書取材中に高城剛のすい臓がんが発見されたのだった・・・。 ……本書より……
新刊の打ち合わせをしていた時に、
ふと「いま、
人類は大きな進化の時に差しかかっているのではないか。 テクノロジーの進化により、
デジタル技術がいよいよ生命科学に本格的に融合し、
そのため150歳まで生きられるのではないか」と考えた。 だから、
テクノロジーによる医療の最前線を一冊にまとめようと思った。 僕は世界最先端の研究を続ける企業や博士に会いに行こうと決意し
、 生命科学の可能性を探る旅に出たのだった。
まさに運命というしかない。
2016年9月、僕にすい臓がんが見つかった・・・。
……………………
1990年代以降のパソコンとインターネットの普及は、
私たちの仕事の方法を抜本的に変えた。 2010年代のスマートフォンの登場と普及は、
私たちの日々の行動を大きく変えた。 そしていま、テクノロジーの進化は、私たちの心身の健康、
生命のあり方そのものを根本から変えようとしている。 今後10年間で、
マイクロソフトやグーグルといったIT業界の巨人たちが、
Aiを駆使して最先端医療の世界に急接近し、 医療・
健康の世界は根本的に変わることが予測される。 人類は、死ななくなるのか?
戦わずして、がんに勝つことができるのか?
ボケ老人から超人へ変身できるのか?
そして、誰もが今日を楽しく生きるために、
脳内の「幸せ」
を可視化し、幸福をデザインできるのか? アンチエイジングを越えたハイパーエイジング時代の一冊。
「不老超寿」(書籍1512円、Kindle1242円 共に講談社刊)
〜高城未来研究所「Future Report」Vol.320より〜
高城剛著